ビール醸造所区画確定、間仕切壁工事!

保健所から要請のあった間仕切り壁工事が完成しました!

昨日から大阪のおうちFactoryさんとウッド工房さんに来てもらって工事をしていただいており、無事に完了。ありがとうございました。

立派できれいな壁で周りと比べるときれいすぎて浮いてますねw

あとはシャッターの取り付けですが、もう今年度予算が既にオーバーなので4月の新年度にすることにしました。

以下が完成された写真です。

こちらは工事完了前です。

流石にここまで防水できっちりとやれば保健所も文句は言うまい。

ビールへの道は長いなあ。

1-2-5 まずは肝心の住むところ探し。ホントにそこに決めてしもていいの??

いざ、移住となりましたんで取り急ぎいろいろとバタバタするもんでありまして、就任迄に何度か養父市に足を運ぶことに。

就任日についてはできれば早い段階で、とゆーことやったけど、自分の都合でええということなんで、まあ1ヶ月もあればなんとかなるやろとゆーことで2020/10/01に。

何はともあれ、引越先。

まず1回目は養父市を案内してもらう。拠点をどうするか。できれば飲食店居抜き物件で居宅店舗が理想。

しかし、めぼしい地区や物件はなかった。特に職員から指定もオススメがあるわけでもなく、わりと自由に決められる感じ。今日のところは戻ってまた検討するということにした。

私の場合、尼崎市に住んでたんで列車でも車でも2時間程度で来れるから良かったが、これ、例えば移住先が北海道やらめっちゃ遠いところやったらえらいことになってたなと思った。

交通費と時間だけでも馬鹿にならんし、気軽にそう何度も行き来できないとこやった。やはり、移住先はある程度よー考えとかんとあかんな。

引越先も大事だが他にもいろいろとある。大阪での仕事の引き継ぎやら、引越準備、車をどうするかとか。それに、壮行会なんかもちょろちょろあるもんでwどんどん日々は過ぎてゆく。

正直言って、田舎なのでネット検索できるような民間物件はかなり少ないし、あっても高い。空き家バンクも検討したが居抜き物件は1件もない。移住センターにも依頼したが特に情報もなく、とりあえずは時間もなく仕方がないんで、職員さんがゆうてはった商工会のアパートを見に行くことにした。っちゅーかもうそれしか思いつかんかった。

どっちかちゅーと今は使われなくなった旧の公共施設とか、地元の知り合いのつてでしか紹介しないような物件が本命なんで、こーゆーんは早々簡単に見つかるもんでもない。じっくり探そうと。いい物件はタイミングもだが時間も必要やからね。

そんなわけで商工会アパートを見たのが就任4日前の9/26。

いざ、お宅拝見!で候補に挙がったのが…

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1-2-4 地域おこし協力隊への志願、果たして結果は…

面接は終わり、結果はともかく気分はスッキリ。

面接のあの様子では無理そうやから、また別の方策でも考えるか。

とは思いながらも心置きなく酒が飲める!

なーんてしてるのも束の間。

2020/09/01夕方、まずは電話があり第一報!

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1-2-3 地域おこし協力隊の面接を受けてみた!

さて、養父市訪問も済んだが、相変わらずちっとも養父市のことも地域おこし協力隊のこともよく分からない状況。

であったわけだが、そんなこと気にしている余裕があるはずもなく、すぐに面接の日がやってきた。

流石に今日は旅行気分というわけにはいかない!

まあ、どうしても絶対に地域おこし協力隊になりたい、ならなきゃビール工場が造れないというわけでもないんやが、やっぱり利用できるもんは最低限利用したいのもホンネである。

面接は市役所横の会館(今はもう老朽化でつぶしてしまったが)、コロナ真っただ中の影響もあるんかどうやら私以外に面接を受ける人はいない!?

よし、目指すは本所松坂町ならぬ、面接会場!中に入ると思ったよりかなりでかい会場で…

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1-2-2 養父市はいったいどんなとこやろ?移住前提で考えてみた

地域おこし協力隊に応募したわけではあるが、正直、養父市がどんなところであるかほとんど知らない。

通ったことがあるけど名前しか知らん。一度は見てみたい。それに、移住となれば住むところやビール工場物件探しも必須。

なので、早速市役所の方に案内してもらうことにした。

と、まあその前段階としてだが、一応地域おこし協力隊の第1次書類審査は何のこともなく合格!

ってゆーか、応募して翌日ごろには書類選考通過のメールが来た。異常な速さにびっくり!

決裁すらとってへんのやろか?応募が少ない自治体というのはどこもこんなもんなんやろうか?よくはわからんが、養父市では書類選考については居住地等の最低限の応募条件しか確認していないようである。

これは、たまたま自分の応募条件の競争率が低かったのか、養父市の書類選考のやり方なのかは不明であるが、何にせよいくら地方都市とは言え、この処理のスピード感には驚きと共に感心させられた。

こういう町なら、よそもんの私でもなんとかなるんやないか?基本的に養父市は当たりちゃうかなと朧気ながらも感じたのであった。

さて、話がだいぶそれてしまったが、よくやく本題の養父市訪問記に参りましょう。

まずは、JR山陰本線の八鹿駅で待ち合わせやけど、金がないんで尼崎から18きっぷで向かう。特急なら2時間程度だが、鈍行だと4-5時間はかかる。特に福知山、めちゃくちゃ接続悪い。管理局の境界なのかよくわからんが、必ず、1時間弱の接続待ち。

仕方ないんで、駅前をぶらっとするも食えそうなところも飲めそうなところもほとんどない。いつの間にか駅は上がって立派になったけどなんか昔より寂れた感が…。地上のときは蕎麦屋や弁当屋などでもっと賑わってた気がする。深夜まで弁当売りがおったはずだが今や見る影もない。キヨスクすらなく、改札を出ないと何も買えなくなっていた。

まあ、そんなことより、なんとかどうにかこうにかようやく八鹿駅到着。こちらも特急停車駅なのにキヨスクすらなく、駅前にはバスセンターと酒屋(居酒屋ではない)1件のみ。驚くほど何もない。帰りは気を付けんと大阪迄ひたすら酒も食もなしの修行の旅になりそうww

さて、駅では市役所の方が車で迎えに来てくれていたので、市内をぐるぐる案内してもらった。当然土地勘も何もないんで、どこがどこかあまりわからなかったが、思ったほど

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1-2-1 地域おこし協力隊になる前の前提条件と双方の意思確認の重要性

さて、養父市地域おこし協力隊に応募しようと決めたものの、採用されるかという以前に、ビール工場を造りたいというような、ほぼ自己実現に近いような提案が地域おこし協力隊の趣旨に合致するのか、受け入れられるのかかなり怪しいと思った。

一応、養父市では酒造りをしているところはあるが、ビールは造っていないようすなので既存企業の圧迫や競合にはならないとは思ったことと、朝倉山椒という特産物があるらしく、山椒を使ったビールの販売もされておらず、山椒ビールを造りたいとも思った。

もともと、昔に岩手県で飲んだ世嬉の一の山椒ビールがすごくうまかったので、自分でやってみたいとも思っていたのと、山椒ビール自体がかなり珍しい存在なので地域おこしに向いてはいるかなとも思い、まずは応募前にメールでそれとなく問い合わせてみた。

結果としては、けっこう前向きな回答が帰って来て反応が良かったので、これは一度応募してみる価値はあるなと思った。私としては、市役所の対応や雰囲気をかなり気にしていたのである。

というのも、とかく役所というところは建前ばかりで実が伴っていないことが往々にしてあり、どこであろうと懐疑的な目でまずは確かめて見るのが肝要だからである。

きちんと募集要項に沿った回答が来たことと、翌営業日には返事が来たこともあり、その早さも好印象であった。更に、事前確認で重要視したのが、採用されて起業後の意思決定権や経費使用した設備等の所有権について。

ここはしっかり確認しておかないととんでもないことになる!

なぜかというと…

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1-1-5 養父市地域おこし協力隊応募に至った経緯と地域おこし協力隊の分類

地域おこし協力隊について調べたことをまとめるとだいたい次のような感じであった。

  1. 採用形態は公務員臨時職員型と個人事業主委嘱型の2種類
  2. 移住が必須で報酬や給与が支給され、更に必要経費も限度額迄支給可能
  3. 起業する場合には別途100万円迄の支援金支給
  4. 活動内容は与えられた課題解決型と裁量権のある自己提案型
  5. 制度そのものに相当な柔軟性があり、構想が現場志向的

正直、国や役所にしては一個人に対して思い切った、大胆な施策と予算付けであり、また、非常にわかりやすい制度だと思った。

この国はやれ地方創生だ!それ活性化だ!などと、雲をもつかむようなきれいごとなお題目をいつまでも並べ立てているだけで、本気で良くしようなどという気はないと思っていただけに、自分としてはかなり衝撃的であり、国の本気度が感じられ、私のような状況では非常にありがたい制度であると思った。まあ、裏を返すとそこまで地方が追い込まれ、切羽詰まった状態であるのかとも。

とにかく、これは利用しない手はない、今の自分には渡りに舟やんかと。何としても地域おこし協力隊制度を利用して自分のビール工場を造ろうと、夢が実現出来そうだと思った。

そして、それからは自分に合致しそうな自治体を近畿圏中心に、全国も広げて探しまくった。しかし、募集時期が合わないところや条件が合わないところがほとんど。意外と選択肢が少ないのだ!

まずもって、自己提案型募集をしている自治体が圧倒的に少なかった。それに加えて、委嘱型募集もやはりかなり少なかったのである。

クラフトビールを課題としているところは当然無く、また、昔、役所にいたんで、個人的に公務員に身分なること(臨時職員も含む)だけは絶対にありえなかった。もう、役人は一生、二度と御免被る!

そんな厳しい条件の中で

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1-1-4 都市部で商売はきびしいんで地方に目を向けてみた

2020年初頭にビール工場を造ろうと動き出したが、年も半ば頃になると、いい条件や場所があっても、都市部では賃料が高かったり、用途地域規制が厳しく、安く低リスクでビール工場を造るのは並大抵のことではできへんなと思い始めていた。

じゃあ、大阪圏から離れた田舎や地方はどうなんやろ?安い物件やら空き家、居抜き物件なんかがあって、規制も緩いんちゃうやろか?

そう考えた私は近畿圏までを捜索範囲にして、それであかんならもう、ビール工場はやめとこかなという気になっていた。

いざ、探すとやはり地方では、いい条件のものもけっこう出てきた。こうなってくるとどこにするかが問題であった。大阪からあまりに遠すぎるのも便利が悪い。いい物件にはある程度の忍耐と運が必要と思っていた。

が、いたずらに時間ばかりが過ぎ行くのも辛い日々ではあった。

精神的にも金銭的にもね。

そんな折に、ふと出会った!

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1-1-3 拾う神あれば捨てる神あり、ビール工場風雲急を告げる!

困った困ったどうしよう。採算が合うビール工場は造れるのでしょうか?

こういうときに結局できることは

  1. 物凄く高い付加価値をが付けられるものを造る。
  2. 経費を大幅に削減、若しくはゼロ近くになるようにする。
  3. あきらめてやめる。

くらいしかできません。

1はアイデア次第でもありますが、ふつうのビールですら造れていないのにそんな簡単にできるのか?また開発費はどうするのか。ちょっと今の自分には無理な感じがしました。3は嫌なので、残り2で行くしかありません。

経費の削減でまずできるのは自分の人件費。そもそもそんなに高く見積ってもいませんでしたが、どうがんばっても月に10万以上は要ります。

となれば、その次に高いのが賃料。ふつうに借りたらとてもやっていけないんで、これはもしかしたら、協力者がいればなんとかなるかもしれない。

ということで、いろいろあちこちお願いしたりの東奔西走で幾月日。

なんと、大阪で余ってるスペースを軌道に乗るまでは実質ゼロで貸していただける方が現れたんです!

これで何とかスタートできる!

と思い、いろいろ調査や計画概要を立てて

いざ!市役所に相談。すると…

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1-1-2 クラフトビール製造業ってちっとも儲かりそうにありません

さて、長い前置きが終わり、ようやく具体的なビール工場造へ向けて動き出します。

まずはじめに、場所探しです。

ビールを造る場所がないと、酒造免許も取れませんし、なんにも前に進みません。

はじめは、自宅の改装がいちばん資金的にも助かるなあと思ってましたが、職住一体になることや親が住んでることもあり、どう考えても無理かと即あきらめました。

次に、大阪近辺、大阪市内から100キロ圏内あたりで、どっか飲食店なんかの居抜き店舗なんかを借りてやろうとあちこちあたりました。

しかし、物件もさることながら、賃料がどうにも高すぎて到底やっていけそうな感じではありませんでした。

それはなぜか?

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