1-2-4 地域おこし協力隊への志願、果たして結果は…

面接は終わり、結果はともかく気分はスッキリ。

面接のあの様子では無理そうやから、また別の方策でも考えるか。

とは思いながらも心置きなく酒が飲める!

なーんてしてるのも束の間。

2020/09/01夕方、まずは電話があり第一報!

養父市地域おこし協力隊採用決定、合格!

とのこと。早速、移住に向けた準備や各種調整を進めていくことになったのであった。

正直、ええっ!?と思った。あの否定的な面接はいったい何やったんや?単なる競争率だけの問題やったんか?

もうね、男でこの歳になるとどこの試験も面接もまともに相手にされないし、通ることもない。

こんな感覚は何年ぶりやろう?

昔に比べて自力でなんとか仕事をしやすくなって来ているとは言え、独立もそうそう簡単なものではない。

バイトですら落ちまくり、採用されない身分なのだ。

苦虫を噛み潰し、浮世を妬み、自分への逃避行の日々。逃げて逃げて逃げ切った先には約束の地があったのだ!

何事も極めることが大切やとか、尖んがって生きろなーんて言われるけど、好きなことに逃げまくり、逃げを極めたら結果が出ることもあるんやということを思い知った。

目からウロコ、虚仮の一念、怪我の功名、やっぱイヤイヤのガマンはあかんね。

いや、たまたま運が良かっただけか。まあ、それはともかくよくわからんがとにかく嬉しいありがたいことは確かであり。

まあね、ホントのところはよーしらんけど、あとから聞いた話では養父市ではこれまで協力隊採用の不合格はほとんどないらしい。

実績ゼロというわけではないが滅多にないようだ。養父市が寛容なのか、競争率が低いのか詳細はわからないが、募集案件と本人のやりたいこととの大幅な相違やどうしても度し難い要件でもない限りは採用しているようすである。

もちろん今後ともこのような状況で推移する保証もないが、採用実績で言えばコロナの2020年以降かなり増えていることは事実である。私が合格した2020年9月頃は現役隊員は自分を含めて3名程度であったが、2022年9月においては12名程度も在籍しており、かなりのハイペースで増加している。養父市の協力隊募集は2014年開始だが、恐らくこれまでで最大の現役隊員数であろう。

しかしながら、現状ではこれ以上隊員を増やす様子は見られない。現状十数名を維持していくような感じである。但し、空きは随時補充していくようである。市役所の予算の関係もあるのかもしれない。

というのも、この地域おこし協力隊の予算は地方交付税交付金と一緒くたに配付されるようで、一旦まとめて一般会計に組み入れられるらしい。なので、町や予算の規模が小さいほど協力隊予算が幅を利かせてくることにもなりそうであり、隊員数を減らしにくくなるのかもしれない。また、協力隊予算分が全て隊員の報酬や活動費に充てられていないという可能性も考えられる。しかしまあ、もうこれはホントのところは我々隊員にはわからないし、別にどっちでもええ話。

我々は自分の活動が満足にできればいいだけである。

またまた脱線してしまったので本題に戻ろう。

採用決定電話の翌日には合格採用通知が郵便で来た。

相変わらず、養父市のなんとも早い対応に感心。面接からわずか5日、土日はさんでるから実質3日。

役所とは思えぬ驚きの速さw

まあ、でもこれでとにかくやれやれ、ひといきついた。

しかし、これからが本当のスタート。協力隊合格はビール実現への第一歩に過ぎず、大いなる旅路の始まりである。ここから目まぐるしく変わっていくのだ。

新しい仕事、新しい土地、新しいくらしと人々。田舎でのくらしも初めててどうしたらいいのかわからないことだらけに加えて、これまでの大阪での仕事や関係との調整などやること山ほどある。

いざ、養父市移住へ向けて準備開始!

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